こんばんは、アースです。
猫のスピカと星の部屋で暮らしています。
さて本日はクリスマスイブ。
皆さんはどんな夜をお過ごしですか?
私の今年のクリスマスイブについてよかったら聞いてください。
今年のクリスマスイブ(今夜)は
母に誘われて
教会のミサとコンサートに行ってきました。
母は友達にご夫婦でと誘われたそうですが、
父が忙しそうだったので私を誘ってくれたそうです。
私も家族もキリスト教徒というわけではありません。
ハンドベルとか、
ゴスペルとか、
聞けるのかな、
帰りは母と回転ずしに行こうかな、
そんなことを考えながら教会に向かいました。
そんな軽い気持ちで訪れた教会で、
私はとても心に残るお話に出会うことができました。
それはクリスマスツリーの飾りつけの由来についてです。
先ほど聞いた話を思い出しながら書いているので、
漏れや間違いがありましたら申し訳ありません。
概要はこんな感じでした。
これから王となる人(キリスト)の誕生を占星術から知った3人の博士が
祝福をするために王宮に向かいました。
話を聞いた王様は自分にとって代わるかもしれない存在の出現を恐れ、
周辺で生まれた男の赤ちゃんを
みんな殺してしまうように命令を出すことにしました。
そのことを天使のお告げで知ったヨセフとマリアは
赤ん坊のキリストを守るため
エジプトの方に逃亡するための旅に出ます。
砂漠の中で夜を過ごすことになった彼らは
洞窟に身を隠すことにしました。
その洞窟には1匹の蜘蛛がいました。
蜘蛛は砂漠の厳しい寒さを知っていたので、
冷たい風から3人を守るため、
洞窟の入り口に精一杯蜘蛛の巣を張りました。
夜が更けて、
王の使いが3人を探しに来ました。
洞窟の近くにもやってきましたが、
蜘蛛が作った巣を見て、
この中に人はいないと判断して去っていきました。
こうしてヨセフとマリアとキリストは
蜘蛛が作った巣のおかげで、
難を逃れることができたのでした。
その時の蜘蛛の糸をモチーフにしたのが
クリスマスツリーに巻き付けるモールであり、
難を逃れて迎えた朝に
蜘蛛の巣について光っていた朝露が
クリスマスツリーにぶら下げるオーナメントの由来なんだそうです。
ところで、
そもそも、
蜘蛛の巣で、
冷たい風をしのげるのかな。
そんな疑問がわいてきませんか?
私は話を聞きながら思っていました。
不届き者ですね💦
神父さんは続けます。
蜘蛛は、
その時彼が3人の為にできる精一杯のことをしたのです。
それがどんなに無力な事でも、
無駄かもしれないことでも、
蜘蛛ができる精一杯の事を、
ただ一生懸命したのです。
その結果、風を本当にしのげたのかはわかりません。
でも、蜘蛛が巣を作ってくれたおかげで、
3人は命が助かったのです。
これが愛だそうです。
無駄な事でも、
伝わるのかわからなくても、
精一杯相手を思って自分のできる事をささげる。
私はなぜかこの時、母を横にして涙が止まりませんでした。
そのあとに神父さんがアルトサックスで
What A Wonderful World
を吹いてくれました。
https://www.youtube.com/watch?v=kkspJWyfNBA
その間に母にばれないように涙を拭きましたが、
たぶんばれていました。
なんだかとても恥ずかしかったので、
帰りに回転ずしに母を誘うことができませんでした。
代わりにスーパーによって、
パックのお寿司を二人分、
奮発して中トロがたくさん入ったものを買いました。
クリスマスケーキは大きすぎたので
代わりにカステラを買いました。
母がはしゃいでシャンパンを買いました。
家に帰って、乾杯する時、
『お母さん、いつもありがとう』
といったのが私の精一杯でした。
私はとても照れ屋なので、
こんなことを言うのも勇気がいりました。
星の部屋に戻ると、
スピカが待ちぼうけしていました。
そして、宅配便の不在票がありました。
セルフサンタクロースからのプレゼントの知らせでした。
今年のクリスマスは思いがけず沢山のプレゼントを
受け取ることができた気がします。
スピカにもプレゼントを渡して、
星の部屋で二人(1人と一匹)のクリスマスパーティーをしようと思います。
今日も星の部屋へ遊びに来てくださってありがとうございます。
良いクリスマスをお過ごしください。
アース